生態
東北地方から本州の山岳地帯、及び山口までの日本海側の降雪地帯に分布しています。野原や森林などに生息し、主に葉や樹皮などの植物を食べます。単独で生活しており、夜行性であるため昼間は木の根元や岩の陰で休んでいます。長い耳を立てて物音を敏感に感じ取ることができ、最高時速約80kmの足の速さで天敵から逃げます。また、夏は目立ちにくい地味な茶色、冬は雪の中でも目立たないよう毛が白い保護色となり、天敵から身を守っています。後肢の裏は長く発達しているため、積雪などがあっても肢が沈みにくくなっています。森林開発や、農地を荒らす害獣とされ駆除が進んだため生息数が減少しています。