生態
体毛は生まれたときは明るい茶色ですが、オスは灰褐色、メスは濃い茶色や褐色になります。白い縞模様が数本あり、顔や四肢などに白斑もあります。メスは角がありませんが、オスにはらせん状の角があります。肢に特徴があり、蹄が長く幅広な形をしているため体重を分散してかけられるので、沼地や湿地を歩いても体を沈めずに移動することができます。また、水辺を歩くときはほとんど音を立てずに歩くことができます。肉食動物などの危険を感じると水の中へ飛び込み、目と鼻先だけ水面から出し、敵が立ち去るまでやり過ごします。野生では沼地や湿地に生息しており、アシなどの草を食べて生活しています。つがい、または単独で生活をしておりますが、小さな群れを作ることもあります。繁殖期はなく、妊娠期間は約7.5～8.5ヵ月で、ふつう1産1仔です。性成熟はオスが約2～2.5才、メスが1～2才です。
IUCNレッドリスト低懸念種に指定されています。
