生態
世界に広く分布しています。日本には留鳥として、全国の岩場や草原、淡水の湿地や沼地に生息しています。獲物は主に鳥類ですが、トンボなどの昆虫を空中で捕らえて食べることもあります。ハヤブサは急降下が得意で、獲物を襲う際の飛行速度は時速400㎞に達するとされ、これは猛禽類の中でも最速です。また、狩りは獲物を一度の攻撃で捕らえるのではなく、足で蹴り落とし、落下する獲物を爪で掴みます。この行為を繰り返し、獲物を弱らせることもあります。ハヤブサの体色は背側が青黒色、腹部は白色で細かい縞模様があり、目には黄色いアイリングがあります。大きさはメスが一回り大きいです。繁殖期には、オスはメスの上を飛びながら掴んでいた獲物を落とし、それをメスが受け取るという「空中求愛給餌」を行います。
国内希少野生動植物種、環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。