生態
本州から四国、九州にかけて広く分布している日本固有種です。山麓から亜高山帯の森林に生息し、カラマツやスギ、ヒノキなどの人工林にも生息しています。夜行性で樹上の上を敏捷に移動します。ヤマブドウやサルナシ、サクラの実などのやわらかい果実、木の花や花粉、樹皮、ガやチョウなどの昆虫を捕まえて食べます。樹洞や幹の隙間、混み入った枝の中などに樹皮やコケ類を使って球状の巣を作り、繁殖や休息場所として利用します。冬季は樹洞や朽ち木の中、土の中、落ち葉の中などに丸まって冬眠をします。
国指定天然記念物に指定されています。