生態
ユーラシア大陸やアフリカ大陸に広く分布しています。日本には夏鳥として渡来し、本州中部以北で繁殖します。また、冬期には熱帯地域で越冬します。主に森林地帯周辺の草原や農耕地に生息しています。体の大きさはハトぐらいで、先端のとがった翼がハヤブサ類の特徴です。高速で水平飛行することができ、小鳥類を空中で上手に捕らえることができます。また、主食は鳥類ですが、大型の昆虫類やコウモリ類も食べます。オスメス同色で、頭から背、尾などにかけて灰黒色、腹部は白地に黒褐色の縦斑がはっきり見られ、腹部から下尾筒の赤褐色も特徴的です。ハヤブサ類によく見られる頬の髭模様もあります。巣は自分で作らず、樹上のカラスやリスなどの古巣を利用します。