生態
オスメス共に上顎の門歯(牙)が発達しており、オスでは 400cm以上になることもあります。体色は灰色や灰褐色で、皮膚は厚く多くの皺があり、ほとんど毛は生えていません。現存する陸棲動物では最大です。サバンナや森林地帯に生息し、20～30 頭の家族単位で生活しています。ひとつの家族単位はメスとその子どもたちからなる 3～10頭の母系集団であり、代を重ねるごとに群れの数は多くなります。日中に活動し、皮膚を乾燥や害虫から守るための泥浴びを好みます。一日に 100～300 kg程の食べ物を必要とするため、多くの時間を採食に費やします。妊娠期間は20～22ケ月で4～9年に一度、90～130 kgの子を1頭生みます。
IUCNレッドリスト危機種、ワシントン条約附属書Ⅱに指定されています。
