いつもピューマ一家を応援していただきありがとうございます。
10月20日からようやく“ニーナ”、“キャフ”、“シェダル”、“ツィー”の4頭が揃って表放飼場(園路側放飼場)にデビューしました。賑やか過ぎて元気過ぎて、見ているこちらがハラハラしてしまいますが、母親“ニーナ”も頑張っているので引き続き温かく見守っていただければ幸いです。
さて、ピューマの子どもメス“キャフ”についてのお知らせです。以前、左大腿骨骨折の整復術を行い、その後も定期的にレントゲン検査をしながら経過観察をしてきましたが、若齢で骨が軟らかく、また、活発過ぎる個体であったことも影響し骨折部を固定しているスクリュー(ネジ)が一部緩んできていました。骨折部は治癒し、スクリューを抜去せずに経過観察でもほぼ問題はないの
ですが、スクリューが抜けてしまうと筋肉内で移動してしまう可能性があり、将来他園に移動する個体でもあること、人工哺育個体で扱いやすい体の大きさのうちに手術したほうが良いことから、緩んできたスクリューを含め、全てのインプラントを抜去(抜釘)することにしました。
このまま“キャフ”の体調が良ければ、手術は2025年11月19日(水)を予定しており、術後の
“キャフ”は数日間展示をお休みすることになります。なお、今回の術後は家族とお見合いができる状態でピューマ舎内にて過ごす予定です。
表放飼場での母子全頭展示を開始したばかりのタイミングで、再手術と展示お休みのお知らせとなってしまいましたが、“キャフ”の将来のためにどうかご了承ください。また、子どもたちの骨折に関わる各種検査の結果については後日改めてお知らせいたしますのでもう少しお待ちください。
今後とも盛岡市動物公園ZOOMOとピューマ一家の応援をよろしくお願いいたします。
ピューマ担当 山本祐子