令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に引き下げられたことを受け、当園におきましてもご来園の皆様のマスク着用等の感染予防対策は、基本的にご来園者の皆様の個人の判断といたします。
一方で、今年に入り国内の動物園におきましても、人から飼育動物へ新型コロナウイルスが感染した事例が報告されています。飼育動物が感染した場合、動物種によっては診断や積極的治療が困難であることが予想されます。また、新型コロナウイルス感染症以外にも、“人と動物の共通感染症(※)”は数多くあり、このような感染症が人と飼育動物の間で伝播することを防ぐ必要があります。更に、近年では高病原性鳥インフルエンザや豚熱など、野生動物・家畜・飼育動物の間で感染し、重大な損失につながる感染症の脅威も増しつつあります。
盛岡市動物公園ZOOMOでは「One World‐One Health(※※)」の理念のもと、これらの感染症から人と動物たちの健康を守ることが重要であると位置づけ、感染症対策を強化しています。
ご来園の皆様におきましても、引き続き以下の感染症予防対策について、ご理解ご協力くださいますようお願い申し上げます。
(※)人と動物の共通感染症…動物から人へ、人から動物へ伝播可能な感染症のことで、人獣共通感染症や動物由来感染症とも呼びます。例として身近なものに、インフルエンザ、結核、腸管出血性大腸菌症などがあります。
(※※)One World‐One Health…“人、動物、環境(生態系)の健康は相互に関連していて一つである”という考え方。
盛岡市動物公園ZOOMO