お知らせ

2023.02.27
重要なお知らせ

動物医療費のご支援についてのご報告とお礼(令和5年1月)

たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。令和5年1月の診療の一部ですが、ご報告いたします。

1月は、ホンドギツネの“はっさく”が嘔吐し食欲も落ちてしまうという心配な状況がありました。原因は胃腸疾患、腎臓病や痛みなどいろいろ考えられますが、症状だけでははっきりわかりません。麻酔をかけて検査をするか検討している中、寝室で血尿らしきものが見つかりました。そこでまずは、膀胱炎を疑って治療をすることになりました。食欲も落ちていたので、飼育担当の提案で特別なごはんを用意し、飲み薬を混ぜて与えてみました。作戦は成功し、これをきっかけに食欲が戻り体調も徐々に回復しました。また、アカカンガルーの“秋田君”は頸部の術後の傷の治療が長引いていましたが、地道に注射や処置を続けた結果、現在は回復しています。

1月末、残念ながらヤギの“ゆず”が亡くなりました。“ゆず”は13才と高齢で、以前動物病院でケアをしていた、長老ヤギの“ゆい”と同じように足腰が弱くなっていました。毎日薬を飲んでいましたが、亡くなるまで子ども動物園で仲間と一緒に過ごすことができました。

たくさんの動物たちが暮らす動物園では、残念ながら“みんなが健康!!”という日はなかなかありません。動物も人と同じように病気になったり歳をとったりで、毎日診療が続きます。治療に欠かせないお薬や、検査に使用する資材などの一部は、皆さんのご支援から購入させていただいています。これからもご支援や応援してくださるお気持ちを動物たちの医療に反映させたいと思います。引き続き皆さんの応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

動物医療費のご支援についてのご報告とお礼(R5.1) (1)