生態
基本的には留鳥として全国に分布し繁殖していますが、北海道では冬にいなくなる夏鳥です。平地から亜高山帯まで広く生息していますが、民家周辺や公園の林など、人里近くで多く見られています。また市街地でも普通に見ることができます。主な食べ物は植物の種子などです。虹彩は赤く、体色はブドウ色と呼ばれる紫がかった灰色をしています。体の背面には赤茶色の縁取りのうろこ模様があり、首の青白黒の横縞模様がよく目立ちます。キジバトは、ベランダのくぼみや他の鳥の古巣にまばらに細い枝を組んだ簡単な巣を作り繁殖します。メスは2個の卵を産み、昼はオス、夜はメスが抱卵します。ハト類は「ピジョンミルク」と呼ばれる、親の体内から分泌された物質を雛に与えて育てます。オスもこのミルクを出すことができるため、つがいで子育てをすることができます。明け方など薄暗い時間帯に「デデッポポー デデッポポー」という声で鳴くことが多いです。