たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。令和4年4月の動物医療費のご支援額や使途についてまとめましたので、ご報告します。
4月は幸い大きな診療はなく、静かな1ヵ月でした。ただ、毎日治療を継続している動物たちもいるため、動物病院では、経過確認や薬の準備に追われる日もあります。例えば、ニホンイノシシの‟いこい″は足元がおぼつかなかったり、食欲にムラがあったりするため、毎日胃腸薬と肝臓の薬を飲んでいます。高齢なため少し心配ではありますが、‟いこい″なりに体調は安定しています。ロバの‟ドン″は一時胃腸の調子が悪く、食べたものを吐出してしまうことがありました。その後‟ドン″に合う胃腸薬が見つかり、毎日飲み続けてもらった結果、現在症状は落ち着いています。ピューマの‟ニーナ″も胃腸が繊細で、寒さやちょっとした環境の変化で軟便になってしまう事がありました。現在はサプリメントで良便を維持できています。病院で暮らす高齢ヤギの‟ゆい″も体調に波はありますが、毎日貧血と神経の薬を飲み、好きな物を選んで食べながら、穏やかな毎日を過ごしています。
診療の忙しさにも波はありますが、たくさんの動物がいるため病気がゼロになる事はありません。毎日の投薬で体調を維持している動物もいます。このような動物たちのためにも、皆さんの応援やご支援を動物たち健康のために活かしていきたいと思います。