たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。何度も寄付をして下さっている方もおられ、皆様のご協力で動物たちの診療ができることを心より感謝いたします。令和3年11月の動物医療費のご支援額や使途についてまとめましたので、ご報告いたします。
11月は、蹄の具合の悪いウシの“うーたん”の鎮静下での削蹄や、食欲にムラがあるシタツンガの“ツンタ”の麻酔下での内視鏡検査と鼻腔内の汚れを洗浄する処置を行いました。いずれも岩手大学の大動物専門の先生にご協力いただき実施することができました。また、アカカンガルーやヨーロッパフラミンゴなどの傷の処置が続き、忙しい1ヶ月になりました。
11月3日には、非常に残念なことにライオンのオスの“キング”が急逝しました。死亡後にCT・MRI検査を行い、排尿困難から死亡に至った原因を解明することはできました。しかし、現在も生前診断できるかが大きなハードルとなっており、現状を改善して行く必要があります。そのうえで、麻酔のリスクや検査・治療の負担を考えて、どの選択が動物にとって一番良いのか議論できるような環境が必要だと考えています。
一方で、グレビーシマウマのオスの“ラガー”のハズバンダリートレーニングの結果、初めて採血することに成功し健康診断のための血液検査が出来るようになるなど、うれしいニュースもありました!
こからも皆さんのご支援を動物たちの健康のために使わせていただきます。引き続きご支援よろしくお願いいたします。
動物医療費のご支援についてのご報告とお礼(令和3年11月分)