ZOOMOでは2003年よりニホンイヌワシの飼育を開始し、約20年間ニホンイヌワシの展示、普及啓発を行っています。またリニューアルの際にはシンボル動物をニホンイヌワシに決め、より多くの来園者に魅力を発信するよう努めてきました。
そして今季の繁殖期はオスの“出羽”とメスの“空”のペアによる初の繁殖を目指し準備を整えてきました。
ニホンイヌワシは日本動物園水族館協会のイヌワシ飼育園館と有識者で構成される繁殖検討委員会にて、ペアの形成や、繁殖制限などを決定し、飼育個体の血縁や全体の羽数の管理をしています。
飼育開始当初はこのペアによる繁殖はせず、大森山動物園のペアの個体の卵やヒナを移動し、仮親としての役割で飼育下のイヌワシの繁殖に貢献してきました。
その後、2017年に仙台市八木山動物公園フジサキの杜からオス“翁”を導入し、メス“空”との繁殖を目指していましたが、結果につながらず、その後2024年に“翁”は老衰で亡くなりました。
このことから、オス“出羽”とメス“空”の繁殖を目指すことが決定し、2025年に巣台の上部への屋根の設置工事と、繁殖の様子を確認できるよう監視カメラの設置を行い、万全の態勢で繁殖を目指すこととなりました。
すでに交尾を数回確認し、産卵も確認しました。イヌワシの孵化日数は、抱卵開始から約42日前後のため3月中旬以降にはペア初のヒナの誕生を期待しているところです。
抱卵体制に入っておりますので、優しく見守っていただければ幸いです。