お知らせ

2025.12.08
重要なお知らせ

【ピューマを応援して下さる皆様へ】についてのお知らせ

いつも盛岡市動物公園ZOOMOとピューマ一家を応援していただきありがとうございます。
ついに!ピューマの子ども“キャフ”(メス)が終日合流を果たしました!
実は数日前から夜間合流の準備をしていました。母親“ニーナ”との関係性も問題なさそうなので、12/3の夜間からずっと一緒に過ごしています。最終判断のために数日間の監視カメラ映像を細かく確認してきたこともあり、お知らせが遅くなってしまいました。

子どもたちが生まれてから半年。本当にいろいろな事がありました。やむを得ず始めた24時間体制人工哺育、母親との合流、骨折整復手術、再合流、抜釘手術、再々合流…“キャフ”が乗り越えるべき壁は多過ぎましたが(「キャフ返し」と「キャフの壁」を含む)、“キャフ”の天真爛漫さと逞しさ、母親“ニーナ”と“シェダル”“ツィー”(オス)の大らかさ、そして皆様からの応援のおかげでここまで来ることができました。

正直、“キャフ”の終日合流については「子どもたちを無事に育て上げることが一番の目的だから、そこまで求めなくても良いかな…」という思いもありましたが、放飼場で“ニーナ”、“シェダル”、“ツィー”と一緒に過ごしている“キャフ”を見ているうちに「やはり一緒に過ごす時間を少しでも長くするべきではないか。一緒に寝て、一緒にごはんを食べることで、親子の関係性はさらに進展するのではないか。ピューマらしく成長し、生きていくためにはやはり終日合流を目指すべきなのではないか…」という思いが強くなり、日々の行動を注視しながら終日合流のタイミングを決めて実行することにしました。その結果、担当者の予想を上回るスピードで関係性が進展し、安心して夜間の様子を観察できるようになりました。
24時間人工哺育体制を経験した“キャフ”だからこその一番の心配事、母親“ニーナ”との距離感も急激に近くなり、軽く威嚇しながらもお互い遊びながらからかい合っているように見える時もあります。また、親子での毛繕いや兄弟同士での毛繕いも頻繁に観察されるようになってきており、本来のピューマ親子の姿にようやく辿り着いたのかな…と感じています。

さて、皆様からのコメントや応援に勇気づけられ、ピューマの子どもたちが生まれた6月10日から毎日続けてきたピューマ報告SNSについてです。もともとは「この子たちは明日の朝、生きているだろうか」という予断を許さない状況下であっても生まれてきた命に一緒に寄り添って欲しい、動物園の動物たちの今の様子やスタッフの思いを少しでも正しく伝えたいという思いで毎日続けてきたものです。今回は皆様を少しがっかりさせてしまうお知らせかもしれませんが、12月10日で子どもたちが生後半年を迎えること、そして全頭終日合流を果たし本来のピューマ親子の姿になったこのタイミングで、毎日の【ピューマを応援して下さる皆様へ】SNSにひと区切りつけたいと思っています。これまでピューマ親子だけではなく当園やスタッフへの応援もしていただき、本当にありがとうございました。
毎日のSNS作成は私にとっては義務感ではなく、皆様とピューマたちを繋ぐ楽しい時間だったこともあり、ここまで続けることが出来ました。さらにピューマたちのことを沢山知ってもらうことも出来たので本当に有意義な半年間でした。これからは不定期にはなりますが(多分…)、もちろんピューマたちの日常をお知らせしますので楽しみにしていてくださいね。また、これまでの応援への感謝を込めて、皆様への恩返し企画も考えています!そちらもお楽しみに…(フフフフ)

これからも変わらず盛岡市動物公園ZOOMOとピューマ一家の応援をよろしくお願いします。
いつか、ピューマたちの前でお会いできる日を楽しみにしています。ありがとうございました!

盛岡市動物公園ZOOMO  ピューマ担当 山本祐子