お知らせ

2025.04.12
おしらせ

令和7年2月 動物医療費のご支援についてのご報告とお礼

令和7年2月も、たくさんのご支援ありがとうございました。いつもご報告が遅くなっており、心苦しいです。

2月の動物たちの診療についてお知らせいたします。

1月末からウシのメス“しい”、シタツンガのオス“チャチャマル”、ヤギのオス“りく”と蹄のケガが続いています。特にシタツンガのオス“チャチャマル”は重症だったため、何回か麻酔をかけて処置する必要がありそうです。ウシやヤギは家畜なので麻酔をかけずに手当てをすることが可能ですが、野生動物でしかも少し神経質な性格の“チャチャマル”はなかなかそういうわけにもいきません。

ライオンのメス“プリンセス”も前肢をかばう様子が見られ治療を行いました。だいぶ良くなり投薬も終了となりましたが、高齢となってきているため注意して診ていきます。

入院中のニホンカモシカは2月の頭に麻酔をかけて普段以上にしっかりと検査や処置を行いました。その結果を踏まえて話し合い、3月に再度大きな手術をすることになりました。寄贈いただいた人工呼吸器や寄付金で購入した酸素濃度や心拍数等が測れるモニターを使うことで大きな手術でも麻酔のリスクを極力下げることができます。

また、救護されたあと長い間入院での治療を行っていたアルビノのニホンリスのオス“ルビー”ですが、先日ついに展示場にデビューしました。入院が長かった動物がお客様に見てもらえるところに出られるようになるのはなかなか感慨深いものがあります。マイペースな“ルビー”ですが、リスらしく日中は巣箱にこもっていることも多いです。せっかく会いに来ていただいても見ることができないこともあるかもしれませんが、温かく見守っていただけると助かります。

 

多くの皆様に園内に設置している募金箱、オンラインショップの動物医療費支援にご寄付をいただくことで、動物たちの医療向上を目指し続けることが出来ます。深く感謝申し上げます。

病院チーム 松原ゆき・滝本明佳・早川温子・富岡美千子・辻本恒徳

 

令和7年2月 動物医療費のご支援についてのご報告とお礼