お知らせ

2024.07.06
重要なお知らせ

アフリカゾウのメス“マオ”に人工授精を実施しました

ZOOMOはアフリカゾウのメス“マオ”の人工授精に取り組むため6年前から準備を進めてきました。
2023年3月、盛岡市の事業として日本初のアフリカゾウの人工授精を行う為の協定を、盛岡市とZOOMOを運営する(株)もりおかパークマネジメントで締結し、同年6月にゾウの人工授精の第一人者であるドイツのDr.ヒルデブラントと事業契約を締結後、準備が整い次第実施することとして調整してきました
2024年ようやくマオの発情と凍結精子の輸入そしてDr. ヒルデブラントのスケジュール調整が整いましたので、7月4日(木)午前中に、日本で初めてとなるゾウの人工授精を行いました。今後はマオが通常通りに過ごすことが重要ですので慎重にケアしてまいりますが、現在は今まで通り元気な姿を来園者に見せてくれています。

 

〇施術に関する 具体の情報

・“マオ”の健康状態は良好であり、エコー検査により子宮疾患などの病的症状は見られませんでした。
・人工授精の施術は、連日の発情関連ホルモン測定と直腸エコー検査で卵胞の状態を観察することにより“マオ”の排卵を慎重に確認してから実施されました。
・注入した精液は、南アフリカ共和国の野生のオス2頭から採取したものを使用しました。
・注入した精子の状態(凍結保存から融解したもの)も活性があり良好でしたので、無事に施術が終了しています。
・今後1か月は、特に健康状態に注意するよう、Dr. ヒルデブラントからアドバイスを受けています。
・妊娠判定には最短で3か月、最長で6か月程度かかる予定です。
・人工授精はドイツから来日したトーマスヒルデブラント博士及びフランクゴリッツ博士、群馬サファリパーク顧問の川上茂久獣医師およびZOOMOスタッフで対応しました。
・国内初となる人工授精の視察には多摩動物公園、八木山動物公園、大森山動物園、とべ動物園、円山動物園、よこはま動物園など、8園14名のスタッフが来園しました。

今後も“マオ”の健康に留意して参ります。“マオ”をママにそしてアフリカゾウに未来を!

“マオ”をママにプロジェクトチーム一同