昨年度より冬期通年開園をすることとなったZOOMO。冬のZOOMOの魅力をもっと多くの方々に知っていただくため、冬の園内で撮影された写真を今年も大募集します。ご応募いただいた写真は、ZOOMOのSNSに掲載をさせていただくほか、園内外での広報物、印刷物で使用する場合がございます。

【募集期間】
2025年1月4日(土)~2月28日(金)

【応募方法】
応募写真のファイル名を写真タイトルにしたjpegデータを添付し、メールタイトルを「冬のZOOMO写真応募」として、本文に必要事項をご記入の上、下記アドレスまでメールにてご応募ください。(データサイズが大きい場合は、外部ストレージ等をご使用ください。)

※必要事項
氏名(よみがな)、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレス、冬のZOOMOの推しポイント、実名での掲載を希望しない場合はハンドルネーム
応募先E-mailアドレス:moriokazoo@m7.dion.ne.jp

・応募は1人3点までです。
・盛岡市動物公園ZOOMO内で撮影した、応募者が著作権を有しているオリジナル写真に限ります。
・被写体は展示動物に限りません。飼育動物、園内の野生動植物、風景、園内を楽しむ友人や家族との写真など、園内で撮影された写真であれば、被写体は問いません。
・合成処理したものは不可とします。(トリミングおよび色調整は合成処理に含みません)
・一眼レフカメラ、スマートフォンなど撮影機材は問いませんが、著しく画質が悪いものや画像サイズの小さいものは公開しない場合があります。
・撮影日は今年度に限りません。過去の冬期臨時開園の際に撮影された画像の応募も可能です。ただし、撮影された年を明記してください。

【注意事項】 ※応募した時点で下記の注意事項に同意、承諾したものとします。
・応募作品の著作権は、応募者に帰属します。
・作品は当園公式HPやSNS、当園が発行する広報物、印刷物で使用することがあります。
・法律、公序良俗に反するもの、動物の過度な擬人化や尊厳を損なうもの、動物に負担を強いる方法により撮影されたもの、およびその恐れのあるものは無効とし、公開しません。また公開を取りやめることがあります。
・本応募にあたり、応募者と被写体となった第三者との間で問題が発生した場合、当事者同士の責任において解決するものとし、当園はその責任を負いません。

ニホンツキノワグマのメス“姫”と“リオ”ですが、気温の低下および2頭の様子から、2024年12月9日(月)から冬眠体制に入ることとなりました。

冬眠中はニホンツキノワグマの展示をお休みします。

2頭が冬眠中の間に行う特別なガイド「【冬季限定】ニホンツキノワグマの冬眠ガイド」は

2025年1月11日(土)・12日(日)・13日(月・祝)・18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)、2月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)・11日(火・祝)・15日(土)・16日(日)
11:00~12:00に行う予定です。

2025年1月11日(土)のお申し込みはこちら
2025年1月12日(日)のお申し込みはこちら
2025年1月13日(月・祝)のお申し込みはこちら
2025年1月18日(土)のお申し込みはこちら
2025年1月19日(日)のお申し込みはこちら
2025年1月25日(土)のお申し込みはこちら
2025年1月26日(日)のお申し込みはこちら
2025年2月1日(土)のお申し込みはこちら
2025年2月2日(日)のお申し込みはこちら
2025年2月8日(土)のお申し込みはこちら
2025年2月9日(日)のお申し込みはこちら
2025年2月11日(火・祝)のお申し込みはこちら
2025年2月15日(土)のお申し込みはこちら
2025年2月16日(日)のお申し込みはこちら

今年の冬はZOOMOに行こう!

2025年2月15日(土)・16日(日)は「ZOOMOでハッピーバレンタイン」
・ZOOMOバレンタインフォトスポット(2月の月間イベント)
ピューマ舎前にバレンタインフォトスポットが設置されます
・ZOOMOからのバレンタイン特定イベント無料プレゼント!
・ZOOMOバレンタインスイーツフェス ※2月16日(日)のみ
人気のスイーツがZOOMOに集合!甘いお菓子と暖かいドリンクで心まで温まろう。
※出店予定(順不同)
志たあめや、かおり菓子店、ブーコのチーズケーキ、BON JEWEL、小綿商店

・ZOOMOで人気のイベントが無料で参加できちゃう⁉
普段は有料で開催しているイベントが一部無料で体験できます。(別途入園料が必要です)
※対象外イベント:「ニホンザルのごはん」「ヤギ・ウシ・ラマ・アルパカのごはん」 各1カップ100円
※無料イベントは一部事前予約が必要になります。1月10日(金)10:00~イベントペイで予約受付を開始いたします。無料実施イベントは下記よりご確認ください。
※各イベントの詳細はホームページの“イベントご案内”よりご覧ください。(一部、通常開催のイベントと定員や実施回数が異なります。ご注意ください。)
※当日の動物の状態により、定員前で終了や休止することがあります。ご了承ください。

【無料開催イベント】

〈2月15日(土)〉
・「ゾウの“マオ”と仲良くなろう」※当日現地受付
11:00~11:45 先着50組(給餌体験は1組5回)
・「ニホンツキノワグマの冬眠ガイド」イベントペイにて事前予約必要
11:00~ 先着10組(1組最大5名様まで)
ニホンツキノワグマの冬眠ガイドお申し込みはこち
・「キリンと仲良くなろう 午前の部」※イベントペイにて事前予約必要
11:30~ 先着5組(1組最大5名様まで)
キリンと仲良くなろう 午前の部お申し込みはこちら
・「吹き矢体験」※当日現地受付
11:30~12:00 先着15名様
・食事観察「アカカンガルー」※当日現地集合
13:00~13:30 定員制限なし
・「ポニーと仲良くなろう」※当日現地受付
13:15~13:45 先着50名様
・「ピューマと仲良くなろう」※イベントペイにて事前予約必要
14:00~ 先着40名様(給餌体験1名様につき1回)
ピューマと仲良くなろうお申し込みはこちら
・「キリンと仲良くなろう 午後の部」※イベントペイにて事前予約必要
14:15~ 先着5組(1組最大5名様まで)
キリンと仲良くなろう 午後の部 お申し込みはこちら
・「ゾウのマオを独占」※イベントペイにて事前予約必要
14:30~15:30 先着3組(1組最大5名様まで)
ゾウのマオを独占 お申し込みはこちら

〈2月16日(日)〉
・「ゾウの“マオ”と仲良くなろう」※当日現地受付
11:00~11:45 先着50組(給餌体験は1組5回)
・「ニホンツキノワグマの冬眠ガイド」イベントペイにて事前予約必要
11:00~ 先着10組(1組最大5名様まで)
ニホンツキノワグマの冬眠ガイド お申し込みはこちら
・「キリンと仲良くなろう 午前の部」※イベントペイにて事前予約必要
11:30~ 先着5組(1組最大5名様まで)
キリンと仲良くなろう 午前の部 お申し込みはこちら
・「ウシ・ラマ・アルパカと仲良くなろう」※当日現地受付
13:15~13:45 先着50名様
・「ピューマと仲良くなろう」※イベントペイにて事前予約必要
14:00~ 先着40名様(給餌体験1名様につき1回)
ピューマと仲良くなろう お申し込みはこちら
・「キリンと仲良くなろう 午後の部」※イベントペイにて事前予約必要
14:15~ 先着5組(1組最大5名様まで)
キリンと仲良くなろう 午後の部 お申し込みはこちら
・「ゾウのマオを独占」※イベントペイにて事前予約必要
14:30~15:30 先着3組(1組最大5名様まで)
ゾウのマオを独占 お申し込みはこちら
終日開催の「ニホンザルのごはん」「ヤギ・ウシ・ラマ・アルパカのごはん」は通常通り1カップ100円での販売となります。

 

ZOOMOBASE内の飲食店舗「Zoo Café TekuTeku」では「はっさく だいすき コーンポタージュ」が登場。
さらに、12月、1月、2月の小中学生無料日に3回とも来園するとZOOMOオリジナルの限定アイテムをプレゼント!

 

1回目のクラウドファンディング型ふるさと納税が無事に終了しました。

盛岡市動物公園ZOOMOの新動物病院建設を目指すクラウドファンディング型ふるさと納税が終了し、第1目標だった10,000,000円を突破し、目標金額の105.8% 総額10,589,000円が集まりました。

皆様のご支援に深く感謝申し上げます。

このクラウドファンディング型ふるさと納税は盛岡市が2024年5月16日(木)~11月15日(金)まで行っていたもので、老朽化した動物病院に代わり、ZOOMOの動物たちだけでなく、地域の野生動物の命を救う「新しい動物病院」を建設するための資金として募集していました。

ZOOMOではクラウドファンディング型ふるさと納税に合わせ、独自の取り組みとして、巡回写真展による市民への周知の他、園内での募金箱の設置や新動物病院建設応援ツアーを開催してきました。その寄付総額は約380万円となっています。

また引き続き盛岡市公園みどり課ではクラウドファンディング型ふるさと納税を、継続でスタートしました。今回の目標額は500万。期限は2025年2月14日になります。#盛岡市動物公園ZOOMO の園内中央に、理念を体現する新しい動物病院を建設します。

引き続きのご支援をよろしくお願いいたします

【第2弾】動物たちの命を守る新たな動物病院をつくりたい!―ZOOMOの飼育動物も!岩手の野生動物も!―

お問合せ先:ふるさと納税に関すること 盛岡市公園みどり課(TEL : 019-601-2813)までお願いいたします。

 

すべてのZOOMOスタッフが、動物たちの命を守る最後の砦である動物病院の建設を熱望しています。

また、ふるさと納税ではなくオンラインショップでも寄付を受けて受けております。

詳しくはこちら クラウドファンデイング型ふるさと納税による動物病院建設にご支援お願いいたします

今までに集まった寄付は盛岡市が予算化し、新たな動物病院の基本設計、実施設計と建設に向けて進めていくこととなります。

(以下「動物たちの命を守る新たな動物病院をつくりたい! ―ZOOMOの飼育動物も!岩手の野生動物も!―」 り抜粋)

今回の取り組みで集めたい金額は、総額で1億1千万円という多額の費用となります。
段階的に目標を設定し、より実行性の高い整備を行いたいと考えております。

【段階的な目標(予定)】
1,000万円達成 動物病院の実施設計
2,000万円達成 敷地造成工事
5,000万円達成 建築工事1
8,000万円達成 建築工事2
11,000万円達成 建築工事3

 

令和6年9月も、たくさんのご支援ありがとうございました。

9月の動物たちの診療についてお知らせいたします。

 

入院以外の診療は落ち着いていますが、入院動物がいると日々せわしないです。

交通事故で保護されたニホンカモシカは化膿したキズがなかなかすっきりとは治りませんが、食欲はあるので、こちらも頑張って毎日のキズの治療を行っています。

アルビノのニホンリスは少しずつ投薬をやめていって様子を見ながらもっと広い部屋への移動を検討中です。

高齢のヤギのメス“あんず”は9月に入って急に支えてあげても立つことができなくなり、その後急激に体調が悪化して10日に亡くなってしまいました。15才5か月でした。皆様のご支援のおかげで最後まで褥瘡もできずに好物をたくさん食べさせてあげることができました。

9月最終日にはニホンイヌワシのオス“翁”が急に体調を崩して入院となりました。脚の指が腫れてしまい治療中でしたが、それと関係あるのかないのか立てなくなってしまいました。現在日本で最高齢のオスということもあり、入院で集中的に治療して回復を図っていきます。

 

今後も医療レベルの向上を目指していきますので、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年9月 動物医療費のご支援についてのご報告とお礼

令和6年8月も、たくさんのご支援ありがとうございました。

遅くなりましたが8月の動物たちの診療についてお知らせいたします。

 

毎日の注射など、獣医師が赴いて治療を行う必要がある動物は少し減りましたが、毎日の処置や投薬を行っている動物はまだまだたくさんいます。飼育係が創意工夫を凝らしながら処置や投薬を行ってくれています。

 

先月末にCT検査を行ったはホンドギツネのオス“がんづき”ですが、残念ながら急速な病気の進行により亡くなってしまいました。しかし、生前にCT検査で原因の目星がついていたことは大変重要なことです。CT検査の結果を踏まえて今後のケアについて検討していた矢先だったため大変残念です。

入院中動物たちについてですが、交通事故で保護されたニホンカモシカはまだまだ毎日のキズの洗浄処置が必要そうです。薬を変えたからか、ごはんを少し変えたからかずっと続いていた軟便は少し良くなる兆しが見えています。アルビノのニホンリスは広いケージ移動し、だいぶ慣れてきた様子です。ただ保護の原因となった外傷の後遺症とみられる症状は残っており、引き続き投薬が必要そうです。そのほかはたくさん食べてたくさん運動しています。

自力で起き上がることが難しくなり入院している高齢のヤギのメス“あんず”はここ最近で急激に立てなくなってしまい、今後いかに生活の質を維持できるかが課題になります。まだ食欲はあるので、食べたいものを食べたいだけ食べられる環境を整えられるよう努めています。

 

今後も医療レベルの向上を目指していきますので、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年8月 動物医療費のご支援についてのご報告とお礼

令和6年7月も、たくさんのご支援ありがとうございました。

ご報告が大変遅くなりましたが、7月の動物たちの診療についてお知らせいたします。

 

7月の初めにZOOMOでは日本初のゾウの人工授精という大仕事を終えました。ドイツから専門家を招いて行ったのですが、花巻空港まで迎えに行って実際に会うまで本当に来てくれるのか内心ドキドキしていました。血液検査でのホルモンの確認をしつつ、アフリカゾウのメス“マオ”の子宮や卵巣の状態を確認するエコーのタイミングを計ります。これまで約2年間にわたりトレーニングを行ってきた成果もあり、鎮静なしでエコー検査をすることができ、心配されていた子宮などの病変も見つかりませんでした。まずは第1関門突破です。卵巣の状態とホルモンの検査を確認しつつ授精のタイミングを見極めます。専門家の先生方の来日3日目、帰国する日の早朝から人工授精を行うこととなりました。長い間じっとしてもらう処置になるので、“マオ”に鎮静をかけます。エコーで確認するとちょうど排卵したばかりの様子。良いタイミングでの授精となりました。用いた精液は南アフリカの野生のオスゾウから採られたものです。2頭分、合計4本の精液を注入しました。あとはなるべく“マオ”にストレスをかけずに妊娠してくれるのを願うのみです。妊娠したかわかるのは3か月半ほど先となります。

その後まもなくトウホクノウサギの幼獣が保護されました。まだ哺乳が必要な日齢で、ミルクを与えながらいろいろな野草を採ってきて離乳を試みましたが、残念ながら急激にお腹の調子が悪くなり、亡くなってしまいました。ノウサギは離乳のタイミングで体調不良を起こすことが多く、ここを乗り切れる確率を上げていくのが今後の課題となります。なお、ノウサギは生まれたころから親子ばらばらで過ごす時間がとても長く、子どもが1頭でいても安易に保護しないのが基本ですが、今回は民家に迷い込んでしまったという特別な事情があり保護していました。

月末にはホンドギツネのオス“がんづき”が右足を引きずるような動きからその後まもなく両後肢が麻痺して立てなくなってしまったので、原因を調べるため岩手大学でCT検査を行いました。背骨の中に腫瘍を疑う病変があり、手術などの治療は難しいことがわかりました。今後は対症療法やケアを行う予定で方針を相談していきます。

今後も医療レベルの向上を目指していきますので、ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年7月 動物医療費のご支援についてのご報告とお礼

園内に新型堆肥化プラント「ちとせバイオマス変換プラント」を設置し、飼育動物から回収される糞尿や残餌を有機肥料に変換する社会実験に期間限定で協力しています。

 

「生き物たちの力と共に千年先までもっと豊かに」をビジョンに持ち、循環型の社会に近づけるため研究・事業開発を行っているちとせグループの中核法人である株式会社ちとせ研究所様と、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などの分野でさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えている日本精工株式会社様が開発した特徴的な樽型デザインのプラントは、リアルタイムでタンク内の原料の状態を測定し、バイオマスの変換状態を可視化するモニタも備えています。

期間限定ではありますが来園者の皆様にも堆肥化する様子をわかりやすく見ていただくことができます。

9月21日(土)に開催された、令和6年度昆虫採集クラブ第8回例会活動記録を更新しました。

当日は雨でしたが、水生昆虫が採集できました。今年度最後の例会だったので、会員の皆さんが作成した標本箱を見せ合いました。

下記リンク令和6年度活動記録から是非ご覧ください。

令和6年度活動記録はこちら

ドングリポストに対するご意見を頂きました。 SNSは字数の制約があり、充分にお伝えすることが出来ないため、HPに掲載しましたのでぜひご一読くださいませ。

 

ドングリポストに対する反響が大きく、多くの皆様にZOOMOの取り組みを知っていただき感謝申し上げます。

SNSを見ていただいた方から、子供が拾って集めてきたドングリがあって捨てるに捨てられずもし利用していただけるのであれば、とご相談を受け、そのまま捨てられてしまうのであれば、有効活用させていただきますと頂いてきました。このやり取りの詳細を説明することなく、送っていただいたお礼を発信してきたところ、ドングリを園外で採取し動物公園で利用することは、野生動物の貴重な食糧を奪うことに繋がる恐れがあるのでは?とのご意見を頂きました。

このご意見を基に園内で協議をし、今後ドングリポストへの投函は、園内で拾った物に限定することとしました。

また多くの皆様のご協力により、飼育している動物たちに与える分としては充分なほど集まりましたので、数日中にドングリポストの設置を終える予定です。

 

公園や林などに多くあるドングリは私たちの身近な自然の一つです。実は種類によって、ドングリの帽子と言われている穀斗や、ドングリそのものの形はさまざまで、ドングリを見分けることができます。

 

また、ドングリを利用すると考えられている生き物は多く、私たちがドングリを採集してきたときに出てくる昆虫のゾウムシの仲間の幼虫はもちろん、ニホンリスや、ニホンツキノワグマが食べ物として利用することはご存知の通りです。

私たち人間もドングリを食べてきたといわれており、縄文人の主食だったと考えられていますが、ドングリはとても渋いため、水にさらしてアク抜きをし、粉にしてお粥や団子にしたと考えられています。

利用する動物達とドングリの関係を調べる研究はいくつもあります。

ドングリはポリフェノールの一種であるタンニンを多く含むため、アカネズミにとって潜在的に有害であることが研究で明らかになっています。しかし、野外ではアカネズミが頻繁にミズナラのドングリを利用していることもまた事実であり、野外では何らかの生理的・行動的な方法によってタンニンによるダメージを克服しているものと考えられていますが、詳細は現在も研究中です。

実は鳥たちもドングリが大好きで、オシドリやカルガモなどの水鳥たちは陸に上がって硬い皮もそのままでパクパクとドングリを丸飲みします。

ジェージェーと大きな声で鳴くカケスという鳥もドングリが大好きで厳しい冬に備えて木の割れ目などにドングリを隠しておく貯食という行動をします。

これらのリスやノネズミ、カケスなどは貯食し隠した場所を忘れることも多く、結果的に種子が散布されることとなり、動けない植物は一部が食べられることと引き換えに種子が運搬され、食べ損ないが発芽できるという戦略をとっていると考えられています。

そう考えると、私たちがドングリを拾って、お家で発芽するのを見るのも種子散布の役割を担っているといえるかもしれません。(多くは発芽したドングリが実をつけるまで育てることがないと思うので、正確には役割のほんの少しだけに関わっているという方が正しいですね)

盛岡市動物公園ZOOMOはもともとあった森林の中に設置された動物園のため、自生した木から多くのドングリが実をつけています。林に入ると小さなドングリの苗木を見つけることもできます。ぜひ、このような動物園があることを知っていただくためにも一度足を運んでいただければと思います。

ドングリポストの件でたくさんの反響をいただき、このようなことを発信することができました。

またご意見を基にZOOMOのドングリポストについて改めて考えるきっかけを頂いたことに、深く感謝申し上げます。

皆様に集めていただいたドングリは、今期中に飼育している動物たちのごはんとして活用します。

改めてドングリについて皆様が調べたり興味を持つきっかけになると嬉しいです。