お知らせ

2023.07.08
おしらせ

動物医療費のご支援についてのご報告とお礼(令和5年5月)

5月も皆様にご支援をいただきありがとうございました。令和5年5月の診療についてご報告いたします。

たくさんのお客様でにぎわったゴールデンウイークが過ぎたころ、長らく動物病院に入院していたニホンザルの“№163”が退院し、仲間のいるニホンザル獣舎に帰りました。“№163”は昨年の11月、仲間との闘争で全身に大けがを負ってしまい、右後肢の断脚手術を行いました。そこから半年間、傷の治療やリハビリを地道に続け、日常生活は全く問題ないまでに回復してくれました。最終的には、再び仲間たちに受け入れられ、群れでの生活に戻る事を目標にしています。今はその前段階としてお年寄りのサルたちと小さな群れの中で過ごしています。動物園の動物たちが、治療の後でその動物らしく生活できるかもとても重要です。簡単ではありませんが、時間をかけて慎重に進めていこうと思っています。

5月は他にも、トウホクノウサギの眼の傷の治療や、動作の鈍くなってしまったニホンリスの血液検査とレントゲン検査なども行っています。どちらも治療は継続していますが経過は良好です。キジの仲間たちには鶏痘という伝染病を予防するためのワクチン接種をしました。また、これまであまりご報告していませんでしたが、アフリカゾウの“マオ”の健康チェックも毎月欠かさず行っています。血液検査と尿検査に問題はなく健康です。

みなさんからのご支援を動物たちに還元できるよう、医療レベルの向上を目指していきます。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。(写真は診療に関係なく、最近の動物たちの様子です)

↓令和5年5月の動物医療費のご支援額や使途についてご報告します。