4月もたくさんのご支援をいただきありがとうございました。大変遅くなりましたが、令和5年4月の診療についてご報告いたします。
ZOOMOは4月20日、ついにリニューアルオープンを迎えました。お客様を迎えるにあたり、職員も新しい環境の中での開園準備など慌ただしい毎日でしたが、動物病院の診療はいつも通りです。
リニューアルオープンを2週間後に控えた4月5日、残念なことにアルパカのメス“モコ”が死亡しました。原因はアセビ中毒でした。座り込んだ状態の“モコ”を職員が発見し、症状から中毒を疑って点滴や解毒の処置を行いましたが、治療の甲斐なく亡くなりました(詳細は4月9日のHPのお知らせ”をご確認ください)。アセビは山中に自生していたり庭先に植えられていたりどこにでも見られる植物で、毒があることを知っている方も多いと思います。今回の“モコ”の死亡では、誤食予防が徹底出来ていなかったことを反省し、有毒植物の危険性について再度認識し、動物たちに被害のないよう改めて気を付けたいと思います。また、アセビ以外にも身近な有毒植物はたくさんあります。園内に生えているスイセンやアジサイ、バイケイソウ類も身近な植物ですが毒があります。特にヤギやラマなどの家畜は人懐っこい個体も多く、人がいると近寄ってくるため、つい足元に生えている草を与えたくなるかもしれません。しかし、今回の教訓から、ご来園の皆様にも有毒植物のリスクを知っていただき、準備された「ニホンザルのごはん」や「ヤギとヒツジのごはん」以外は絶対に与えないようご理解とご協力をお願いいたします。(写真右:アセビ、写真中:スイセン、写真左:アジサイ ※どちらも園内で撮影したものです)
みなさんからのご支援を動物たちに還元できるよう、医療レベルの向上を目指していきます。引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
↓令和5年4月の動物医療費のご支援額や使途についてご報告します。