お知らせ

2022.06.21
おしらせ

アフリカゾウのメスの“マオ”腹痛による体調不良の回復について

5月29日より疝痛(腹痛)症状により治療を行っているアフリカゾウの メス“マオ”について、これまでも当園のSNSやホームページで経過報告してきましたが、疝痛発症以前と同様の生活を送れる状態にまで回復しましたのでお知らせします。

6月7日にホームページでもお知らせした通り、疝痛による動作緩慢・食欲減退の症状があり、鎮痛剤と胃薬の注射治療、また脱水の症状もあったため点滴による補液治療を継続して行ない、状態回復に努めてきました。その結果、6月11日から脱水の症状がなくなり、食欲が回復傾向となったため、胃粘膜修復剤の経口投与を継続することにより、6月18日頃から以前のような元気な様子をみせてくれるようになりました。今は、運動場で豪快に泥浴びをしたり、乾草と大好きな根菜類やフルーツをモリモリ食べ元気な様子を見せてくれています。

疝痛の原因は砂や小石が食べたことですが、便より排出された後も疝痛によるストレスが胃腸にかなりの負担をかけていたため、回復するまでに時間を要したと推測されます。これまでもリニューアル工事によるマオへの精神的なストレスに配慮してきましたが、今後もさらに注意深くマオを観察する事で再発防止に努めていきたいと考えています。

この度はSNSでの応援コメントやお手紙による応援メッセージ、マオの好物の送りものなどたくさんの方よりご支援頂き本当にありがとうございました。

盛岡市動物公園ZOOMO スタッフ一同