盛岡市動物公園ZOOMOは「One World-One Health」(‟人、動物、環境(生態系)の健康は相互に関連していて一つである“という考え方)を理念に掲げ、2020年4月より株式会社もりおかパークマネジメントが、盛岡市より指定管理を受け、再生事業を含む運営を行っております。先にお知らせしたとおり、2021年10月からはリニューアル工事に着手し、ランドスケープデザインの実現に向けた工事や獣舎の改築など、新たな盛岡市動物公園ZOOMOに向けたリニューアル再生事業を進めて参ります。
園内のすべての動物たちの健康を担う動物病院についても老朽化が進んでいるため、建て替えを予定しています。新しい動物病院の建設および最新機材導入のための一部費用については、盛岡市が「企業版ふるさと納税」を活用して建設の財源を集めているところですが、現在までに集まったのは、必要な費用(9千万円)の5.7%程度という現状です。このままではリニューアル後も、動物病院だけは現在の老朽化した建物のまま、動物たちの病気やけがの治療をしなければなりません。
私たちスタッフは、動物病院が病気やけがを治すためだけの施設と考えているわけではありません。そこは、私たちの理念でもある「One World-One Health」を体現する拠点の役割を担うこととなる、新たな動物病院を作りたいという想いがあります。この動物病院は、動物たちにより良い医療環境を提供し、動物福祉の基本である「健康」を守ることはもちろんの事、人と自然、動物たちの命の繋がりを共に考え、「One World-One Health」という考え方を軸に、生も死も含めた動物たちの命について伝えていきたいと考えています。また、動物たちを尊重すると共に、人と動物たちの関係を見つめ直すために動物観を醸成することも目的と考えています。また、防疫の拠点である動物病院が、人と動物の共通感染症から動物たちを守り、そこから野生動物と人との共生を伝え共に考える役割も果たせると考えています。
盛岡市動物公園ZOOMOでは2020年からHPやSNSを使い、動物たちの命に関する情報を丁寧に開示してきました。さらに理解を進めるために、新しい動物病院では来園するみなさまに動物たちの診療現場を見てもらい、そして命と向き合う現場を体感してもらいたいと考えています。
もりおかパークマネジメントと盛岡市は、動物病院建設などのため企業版ふるさと納税による寄付を受け付けています。企業のみなさまには、新たな動物病院建設の意義をご理解いただくと共に、温かいご支援ご協力をお願いいたします。
※現状9,000万円必要ですが、今後の設計の進捗等により募集金額に変更が生じる場合があります。
※留意事項
本制度自体が「
企業版ふるさと納税の条件が10万円以上となります。
寄附申出書の法人番号を記載をおねがいいたします。
ご寄付いただける企業の皆様へ(ふるさと納税の手続きの流れはこちら)
※現状の動物病院の内部写真※
病院内の傷病鳥獣受け入れ室*鉄部の腐食や基礎の剥がれあり
検査室:多くの検査を外部機関に委託している
(機器が古く更新できていないため)
病院内廊下:床がはがれている
診療室:診察室内に裏飼いのヤマネも同居している状況(検疫室他の不足)